「タグの穴あけ」は最後の目立たない工程と見なされがちですが、実は手直しが最も多い領域です。穴位置がずれるとタグが衣類の上で斜めに掛かり、孔径が小さいとピンが通しにくくタグ付け効率が急落し、穴が縁に寄りすぎると輸送中に少し引っ張られただけで裂けます。位置と孔径を一度間違えると、ロット全体を打ち直すことになります。本記事では、タグの穴あけの位置、孔径、縁からの距離、ハトメ補強を一度に整理します。

まず原則を1つ覚えてください。先に取付方法を決め、その後に孔径と穴位置を決める——先に穴をあけてから掛け方を考えるのではありません。以下では一般的な取付方法ごとに参考孔径を示し、穴位置と補強の考え方を説明します。

1. 先に取付方法を決め、その後で孔径を決める

取付方法参考孔径説明
綿紐/麻紐の結び止め3–4 mm結びが引っ掛かればよく、孔径はやや小さめのほうが上品
ゴム紐3–4 mm結びまたはループで留め、穴が結びを隠せること
樹脂ループ4–5 mmループの2本の脚がスムーズに通ること。穴が小さいと差し込みにくい
T字ピン(タグガン)3–5 mm孔径はピンの軸よりやや大きめ。きつすぎると通しにくく、緩すぎると動く
金属ハトメハトメの外径と一致させるハトメは工場で圧着するため、孔径はハトメ仕様に合わせて開ける

上表は業界で一般的な参考範囲です。最終的な孔径はタグの厚みと実際の取付部品でサンプルを作成して確認してください。

2. 穴位置の決め方:中央・角・縁からの距離

  • 縦型タグで最も一般的なのは上部中央への穴あけです。視覚的なバランスが良く、掛けると自然に垂れます。
  • 横型や異形のタグは角部または重心線に穴をあけることが多く、穴位置はメインのビジュアルと文字を避けます。
  • 縁からの距離の目安:穴中心から最も近い紙端まで8〜10 mm以上、または孔径の1.5倍以上を確保します。縁に近いほど裂けやすく、厚手のカードでは特に顕著です。
  • 2か所に穴をあける場合(切り取り式の副券、2本紐掛け)は、穴間隔と位置を型図に落とし込み、手作業によるばらつきを避けます。
  • 3. ハトメ補強が必要なとき

    ハトメ(金属の穴リング)は、穴が広がったり裂けたりするのを防ぎ、タグの高級感も高めます。次のような場合はハトメの追加を推奨します。

  • タグを繰り返し付け外しする場合(再使用型、会員カード型のタグ)
  • 掛ける物が重い、または輸送中の引っ張りが大きく、通常の穴では変形する場合
  • 厚手カードは打ち抜き縁が割れやすく、ハトメで圧着保護できる場合
  • 金属の質感でブランドを表現したい場合——ゴールド、シルバー、ブロンズ、マットブラックから選べます。
  • ハトメを追加すると後工程の工数とコストが増え、孔径もハトメの外径に合わせて開け直す必要があります。ハトメと紐を一緒に工場へ送ってサンプルを作るのが最も確実です。

    4. 穴あけ品質と検収のポイント

  • 量産は金型で打ち抜くため、穴位置と孔径は金型で決まり、同一ロット内で完全に一致させる必要があります。
  • 検収時は穴の縁を確認します。切り口がきれいで、毛羽立ち、破れ、押し跡の割れがないこと。
  • サンプルと量産は必ず同じ金型を使い、途中で型を替える場合は再確認サンプルが必要です。
  • 実際の副資材で通し確認を行います。量産と同じ紐やピンを通して、きつさと滑らかさを検証します。
  • 5. 発注時に明確にしておくこと

  • ① 孔径と穴形状(丸穴の直径または異形穴の図面)② 穴中心の位置(縁からの寸法を記した型図)③ ハトメの有無と色 ④ 実際の取付部品のサンプル(最も確実)⑤ 数量と梱包方法
  • 💡 泰閣のヒント:タグの穴あけ、ハトメ圧着、紐通しは工場内で一度に完結でき、綿紐・ピン・ループも合わせて供給します。タグは2,000〜3,000枚から試作可能、サンプル作成は3〜7日です。選んだ紐やピンをデザインデータと一緒にお送りいただければ、サンプル段階で実際に通して検証でき、量産でのトラブルを避けられます。

    東莞泰閣包装はタグ、織りラベル、洗濯表示ラベル、衣料包装の輸出に注力し、タグはサンプルベースのカスタムと異形型抜きに対応しています。型図と取付部品をお送りいただければ、サンプル提案とお見積りをご用意します。

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