織りラベルの品質は織造だけで決まりません。折り加工と後処理も同じく重要です。同じ素材の織りラベルでも、平切り、熱切り、二つ折り、包み縁では仕上がりが大きく異なり、縫製効率と着用時の快適さに直接影響します。本ガイドでは織りラベルで一般的な裁断と折りの方法を詳しく解説し、発注時に適切な工法を選べるようにします。
1. 後処理が織りラベルの品質を決める理由
織りラベルは織り上がった時点で端に毛羽があり、処理しないと糸が抜けたり毛羽立ったりします。衣類に縫い付けると見た目が悪いだけでなく、肌のかゆみの原因にもなります。後処理の目的は、織りラベルの端をきれいにし、寸法を安定させ、縫製しやすくすることです。ブランドが織りラベルのサンプルを確認する際に最も見落としやすいのが、この端の処理です。
2. 平切りと熱切り:2 つの基本の裁断
| 裁断方式 | 工法 | 特長 | 適する用途 |
|---|---|---|---|
| 平切り | 冷刃による裁断 | 端は平らだが、わずかに毛羽立つことがある | 折り加工や包み縁が必要な織りラベル |
| 熱切り | 熱刃/超音波による裁断 | 端が溶着し、糸が抜けない | そのまま使用する織りラベル、サテンラベル |
サテン織りラベルは糸が抜けやすいため、通常は熱切りを推奨します。一般的なポリエステル平織りラベルは平切りで問題なく、後工程で折ると裁断端が包まれるため仕上がりに影響しません。
3. 一般的な折り加工:二つ折り、両端折り、包み縁
- 二つ折り(中央折り)——織りラベルを二つに折り両端を縫製します。メインラベルで一般的で、洗濯情報も同時に表示できます
- 両端折り——両端を中央へ折り込み、きれいな端を作ります。端が見える織りラベルに適します
- 包み縁——縫い糸で端を包み込み、丈夫で洗濯に強いため、要求の高いブランドに適します
- 折り角(斜め折り)——織りラベルの両端を矢印形に折り、脇縫いに入れやすくします
4. 洗濯表示ラベルとメインラベルの一般的な折り方
洗濯表示ラベルは多くの行の情報を印刷するため、長い内容を「複数段に折る」ことで襟元や脇縫いに収めます。一般的な折り方には二つ折り、三つ折り、四つ折り、Z 折りなどがあります。折り数が多いほどラベルは短くなりますが、読みにくくなります。EU などの市場では洗濯表示ラベルの内容に強制要件があるため、折り設計はコンプライアンス情報の完全性と着用の快適さのバランスを取る必要があります。
5. 縫製との組み合わせとサンプル作成の提案
折り加工は縫製工程と合わせる必要があります。二つ折りラベルは襟元に、両端折りや折り角ラベルは脇縫いに適し、洗濯表示ラベルは通常折り済みの完成品としてアパレル工場に納品され、そのまま縫製されます。サンプル作成時には、素材、裁断、折り方、縫製位置の 4 要素を同時に確認し、一度のサンプルで確定させて量産の手直しを避けることをおすすめします。
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