輸出衣料のプラスチック包装袋には、小さな丸穴が一列に並んだり、蝶形の開口部が見られることがよくあります。これが通気孔です。顧客の spec には孔をあけると一行だけ書かれていることが多く、孔径・孔形状・位置はサプライヤーが経験で補うことになります。本稿では、衣料用包装袋に孔をあける目的、一般的な孔形状・孔径と配置の原則を整理します。

まず現実を申し上げます。通気孔はすべての包装に必要なものではありません。孔をあけるかどうかは、対象市場とバイヤーの要求、中に入れる衣料、海上輸送か航空輸送かによって決まります。やみくもに孔をあけると袋の強度を下げ、埃や湿気の侵入リスクを高めるだけです。

1. 孔をあける三つの本当の目的

  • 子供の安全:子供が触れられる衣料・アクセサリーの包装について、多くの市場では窒息リスクを下げるためビニール袋の通気性を求めており、法規やバイヤーの検品基準が開口面積と位置を規定していることがあります。対象市場ごとに項目を確認してください。
  • 排気:封口後に袋内の空気で袋が膨らみます。孔をあけると空気が抜け、袋が平らになって箱詰めや積み重ねが容易になり、保管容積も減ります。
  • 防湿との併用:孔をあけること自体に防湿効果はありませんが、袋内外の湿度を平衡させ、温度差による結露を減らせます。長期の海上輸送における高湿対策は、引き続き密封袋と乾燥剤が中心です。
  • 2. 一般的な孔形状と孔径

    孔形状一般的な孔径(参考)特徴と用途
    丸穴直径 3–10 mm最も一般的で、孔径は排気量や安全要件に応じて選びます。小さめの孔径は薄手の T シャツ袋に適します
    蝶形穴(二つの丸穴と切れ込み)開口が大きく排気が速い衣料袋で多用され、見た目が良く、大きく裂けにくい
    長穴・楕円穴排気面積が大きい大きな衣料や厚手のフィルムに適します
    微細穴(微通気)ほとんど見えない高級包装やダストバッグ向けで、通気しながら目立たず、強度低下も小さい

    上表は一般的な参考です。最終的な孔径、総開口面積、試験方法はバイヤー仕様や対象市場の標準に従います。お問い合わせ時に spec をお送りいただければ、仕様どおりにサンプルを作成します。

    3. 孔位置と配置の原則

  • ヒートシール部を避ける:孔は封口辺から十分な距離を確保し、封口不良や空気漏れを防ぎます。
  • 印刷の主要エリアとバーコードを避け、孔が情報を隠さないようにします。
  • 均等配置:孔は袋の中心線または対角に沿って配置し、荷重を均等に受けさせます。密にしすぎると強度が明確に低下します。
  • マチの折り返し部や溶着線には孔をあけず、全ロットの孔位置は確認済みサンプルと一致させる必要があります。
  • 4. 打孔後の強度と検証

    孔をあけることはフィルムに弱点を作ることと同じです。孔が大きいほど、数が多いほど、フィルムが薄いほど、引張強度と落下耐性は低下します。通気と強度の両立が必要な場合は、後から補うのではなく、やや厚めのフィルムを選ぶか孔径と孔間隔を小さくします。検証方法は簡単です。サンプルの衣料を入れて袋口を持ち上げ、落下と積み重ねを模擬し、孔の縁に裂けの進行がないか確認します。

    5. 発注前チェックリスト

  • 対象市場とバイヤー仕様:安全通気要件と試験方法
  • 孔形状、孔径、孔位置の図面(端からの距離、封口からの距離を明記)
  • フィルム厚みと袋タイプ(平袋、チャック付き、ファスナー付き)を確認し、印刷内容は打孔エリアを避ける
  • サンプル検証(試し入れ、封口、落下)を行い、量産ではロットごとに孔位置と孔の縁を抜き取り検査します。
  • 💡 泰閣の衣料用包装袋工場では、OPP、PE、CPE および平袋・チャック付き・ファスナー付きなど多様な袋型を図面どおりに打孔でき、印刷と打孔を一度に完了し、孔位置の精度も管理できます。試し発注にも柔軟に対応し、サンプルは 3–7 日です。袋型、フィルム厚み、孔位置の図面をお送りいただければ、サンプルを手配します。

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